植物の性

花の性

両性花1 つの花の中に雄しべと雌しべの両方を持つ花。ほとんどの被子植物は両性花を持つ。
さくら、タンポポ、スイセン、ハス、ユリ、稲、キャベツなどがある。
単性花1 つの花の中に雄しべまたは雌しべのどちらか一方のみを持つ花。雄しべをつける花を雄花、雌しべをつける花は雌花とよぶ。雄花と雌花の両方を同じ個体につける植物(雌雄同株)は、きゅうり、スイカ、トウモロコシなどがある。また、雄花をつける個体と雌花をつける個体のように、個体ごとにつける花の性が異なる植物(雌雄異株)は、イチョウ、柳などがある。
中性花雄しべと雌しべが機能しない花。不稔花、不実花ともいう。アジサイやひまわりのように、花の中央に両性花をつけるほかに、両性花の周りに中性花(装飾花)をつけている。

胞子体の性

両全性両性花のみを付ける胞子体。
両性雄花と雌花の両方を付ける胞子体。
雄性雄花のみを付ける胞子体。
雌性雌花のみを付ける胞子体。
雑性両性花に加えて、雄花または雌花または両方を付ける胞子体。
  • 雄性両全性
  • 雌性両全性
  • 雄性雌性両全性

種としての性

混性両性
雌雄両全株すべての個体が両性花を付ける種。
雌雄同株すべての個体が雄花と雌花を付ける種。
三性同株両性花とともに雄花または雌花を付ける種。
離性単性
雌雄異株雄花のみをつける個体と雌花のみをつける個体がある種。
多性
雌性同株両性花とともに雌花を付ける種。
雄性同株両性花とともに雄花を付ける種。
三性同株両性花とともに雄花と雌花を付ける種。

References