土壌を垂直に見ると、その成分構成によっていくつかの層に分けることができる。これを土層という。
層 | 特徴 |
O 層 | 落葉・枯れ枝が腐った層。 |
A 層 | 土壌の表層にあり、気象だけでなく動植物や微生物などの影響を最も強く受ける。生物の遺体やその分解生産物などの有機物からなる腐食を含み暗色で、粒状構造が発達している。降雨などにより粘土や化学成分が溶脱されやすい。 |
AB 層 | 腐食をある程度を含み、粒状構造をしている。 |
BA 層 | 腐食をわずかに含みやや緻密な構造をしている。 |
B 層 | A層から溶脱した鉄やアルミニウムイオンや有機物、粘土などがこの層に集積する。赤みを帯びる。 |
C 層 | 母岩がある程度風化作用をうけ、粗しょうになった炎色の層。 |
R 層 | 岩石の組織を残したほとんど風化作用を受けていない層。 |