土壌の水

土壌粒子と土壌粒子の間に毛細管現象により、土壌の中に水を含むことができる。土壌中の水は 3 つの形態に分類される。粗大な孔隙に弱い力で保持されている水を重力水という。土壌粒子の表面に強く吸着されている水を吸湿水という。微細な孔隙に毛管力で保持されている水を毛管水という。

水分保持力

土壌中の水分の張力により最大容水量、圃場容水量、毛管連絡切断含水量、成長障害水分点、初期萎凋点、永久萎凋点、絶乾土などに分けることができます。これらのくきりの間にある水を重力水、有効水、非有効水などに分けることができます。

pFと土壌水の性質
pF土壌水用途
懸濁水
0最大容水量
重力水重力流去水
1.5〜1.8圃場容水量
 毛管水有効水 
2.7毛管連絡切断点
 
3.8初期しおれ点
 
4.2永久しおれ点
 吸湿水

膨潤水
無効水
5.5風乾土水分
 
7.0乾土水分